浄土真宗にも影響を与えた声
明と、浄土真宗だけに伝わる節談説教を聴いて、浄土真宗本願寺派の源流を知ってもらおうという公演会が7
月6日、本願寺築地別院(東京都中央区・豊原大成輪番)で開かれます。これは本願寺築地別院が火災により現在の地に寺基を移転してから今年で350年にな るのを記念して本願寺築地別院が開催するもので、今回が初の試み。天台宗の慈覚大師円仁により伝えられた声明は魚山声明(ぎょざんしょうみょう)といわ れ、後に浄土真宗本願寺派の声明に大きな影響を与えました。今回は水原夢江師(82、兵庫県・寶林寺前住職)ら京都大原魚山声明を今に受けつぐ23人の僧侶が、「如法念仏作法(にょほうねんぶつさほう)」というおつとめを披露します。この声明は昭和8年まで浄土真宗本願寺派でも勤修されていたもので、音楽的にも興味深いものといえます。
一方、節談説教とは浄土真宗独自の言葉で、高座の説教師が抑揚とリズムをつけて法話をする独特の形式をさします。宗祖親鸞聖人の教えを、努力と研鑚によって伝えようと先人達が編みだしたこの説教の形は、後に落語などの演芸につながったとも云われています。講師は第一人者の廣陵兼純師(71、石川県・真宗大谷派満覚寺住職)。
今回はこの公演にあわせ、親鸞聖人御在世の頃の食事を再現した、貴重なお弁当も用意されます。このお弁当は築地本願寺日本料理「紫水」料理長の長島博氏(62)が文献を元に再現するもので、五穀米や煮染めといった伝統的な食材を使った貴重な味となりそうです。

公演は7月6日(日)午前の部が10時から、午後の部が午後2時半からの一日二回となっており、昼食のお弁当引換券がついてひとり3,000円となっています。
なお、本堂へはどなたでも無料で入場することができます。ぜひ、この貴重な機会に築地本願寺へお越し下さい。
*当日の会場の設営上、特等席(チケット購入)以外のお席からは、法要や説教が見えずらい場合や、音声が聞こえずらい場合がありますが、予めご了承ください。なお昼食会場への入場はチケットをお持ちの方のみとさせていただきます。
チケットについては築地本願寺日本料理「紫水(しすい)」まで。電話03(3544)0551、ファックス03(3544)0780。

水原夢江(みずはら・むこう)
浄土真宗本願寺派 宝林寺前住職
大正15年兵庫県生まれ。人間国宝の中山玄雄師に師事。昭和45年、大原魚山声明血脈譜に列せられ、魚山法師となる。現在、魚山法師とよばれるただ一人の魚山声明伝承者。インド、中国、日本三国伝来の声明を復元する一方、若手の育成にも取り組んでいる。

廣陵兼純(ひろおか・けんじゅん)
真宗大谷派満覚寺住職
昭 和12年石川県に生まれる。昭和35年から昭和の大名人といわれた範浄文雄師に5年間随行修行。昭和39年師の死去にともない独立、以後全国を布教して今 日に至る。節談説教能登節の貴重な継承者である。毎年6月11日自坊満覚寺で開かれる布教大会は、群参という言葉通り、参詣者が本堂に溢れる。得意とする 演題は「大経本願法蔵の発心」「二種深信(観経)」「此去不遠」など。

長島博(ながしま・ひろし)
日本料理紫水 常務取締役総料理長
昭和21年神奈川県生まれ。日本調理師生祥会会長ほか経歴多数。主な著書『砂糖類情報』『食と生活』『日本料理 行事・仕来り大事典』『実践むきもの教本』『学校の食事お作法論』『学校の食事』『前菜、八寸、酒肴膳』『むきもの入門』。
チケットについては築地本願寺日本料理「紫水(しすい)」まで。電話03(3544)0551、ファックス03(3544)0780。どなたでもお入りいただけます。
チケットについては築地本願寺日本料理「紫水(しすい)」まで。電話03(3544)0551、ファックス03(3544)0780。どなたでもお入りいただけます。

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